全国初となる移転跡地の牧草地利用

 

3月29日、三沢市役所にて『牧草地の使用許可書手交式』が行われました。

 

三沢飛行場周辺に所在し東北防衛局が管理している防衛省移転跡地を有効利用するため、市は牧草地としての利用を東北防衛局に要望。平成28年4月1日より移転跡地の一部、約9.6ヘクタールを借り受けて牧草地として管理し、畜産農家に飼料を供給します。近年は慢性的な飼料不足に加えて輸入飼料の価格高騰が大きな負担となっていますが、この取り組みは畜産農家の負担軽減に効果を発揮することが期待されます。移転跡地が牧草地として使用を許可されることは全国でも初の試みとのことで、種市市長は同局の支援に感謝するとともに「今後も移転跡地における牧草地のさらなる利用規模拡大を行いたい」とあいさつ。齊藤雅一東北防衛局長は、「防衛移転跡地を有効利用することにより、市の畜産業に貢献できることを確信している。地元の意見を踏まえて、防衛施設と周辺施設の調和をより一層深めるため積極的に取り組んでいきたい」とこたえました。