第2回 三沢市文化財講座

写真 野口貝塚見学会  

 写真 野口貝塚見学会

 6月19日、三沢市では初となる遺跡の見学会が、小川原湖沿いにある野口貝塚で開催されました。

 この見学会は、第2回三沢市文化財講座として開催されたもの。3月に総合社会福祉センターで開催された第1回の講座では、文化財保護や発掘調査の必要性について解説。今回は実際に現地を見学する講座となり、県内外から約90人の方々が参加しました。

 見学会では、市の担当者が発掘現場で「野口貝塚では、約8000年前とみられる貝塚が出土している。出土した貝殻を調べることで、当時の気候の状況や生活様式、技術水準を推定することができる」と、その研究成果を解説。また、実際に野口貝塚から出土した土器や縄文人が採った貝や魚、調査に使われている道具についても解説を行いました。

 市の担当者は「遺跡を保存するためには、市民の方々の理解が不可欠。今後も継続して調査結果を報告する場を設けたい」と活動の意義を語りました。

 三沢市内には、120カ所以上の歴史的な遺跡があり、出土した土偶や土器などは三沢市歴史民俗資料館で見ることができます。興味のある方は、是非一度足をお運びください。

 

※当日配布された資料を公開します。ぜひご覧ください。

 野口貝塚見学会資料[3267KB pdfファイル] 

 写真 野口貝塚見学会
 写真 野口貝塚見学会