戦没者の安らかな眠りと平和を祈る

 写真 戦没者追悼式

 写真 戦没者追悼式

8月17日、三沢市戦没者追悼式が催されました。

この式典は、遺族や地域の人々が戦没者の安らかな眠りを祈るとともに、平和への誓いを新たにするため、三沢村から太平洋戦争へ出兵し亡くなった戦没者をまつる『殉国之霊碑』、日中・日露戦没者をまつった『鎮魂碑』など4つの慰霊碑が並ぶ浜三沢地区の招和台で毎年催されています。本年は悪天候のため、三沢小学校体育館において催されました。
式典では、郷土芸能である岡三沢神楽の権現舞と浜三沢駒踊保存会の駒踊りが奉納され、三沢エンテンコールによる合唱が披露されたあと、種市市長が「国の安寧を願い、家族を案じながら戦禍の犠牲になられた方々、最愛の家族を失い、決して癒されることのない悲しみに耐えてこられたご遺族の皆様に、改めて深く敬意を表します。戦争の悲惨な体験を風化させず、平和の尊さを後世に伝えていきます」とあいさつ。

また、小比類巻正規三沢市議会議長、齊藤文昭青森県遺族連合会会長に続き、三沢市遺族会の河村幸利会長が「あでやかで懐かしい郷土芸能が奉納され、懐かしい三沢を感じられ、ご英霊もお喜びのことと思います。時代や社会が変わっても、かつて戦争で家族や地域、国を守った人々の思いは変わりません。遺族会は今後も、先人の意志を次の世代に語り継いでいきます」と追悼の言葉を述べました。

その後、参列者が献花台へ献花を行い、戦没者へ深く祈りを捧げました。

 写真 戦没者追悼式
 写真 戦没者追悼式