三沢市では現在、スポーツの楽しさを感じてもらうとともに、アスリートの夢や目標に向かって取り組むエネルギーを体感してもらうため、アスリートを招いて授業を行ってもらう「トップアスリート派遣事業」を市内小中学校で実施しています。7月17日に三川目小学校で開催された授業では、スキー指導者の長濱 一年さんが講師に招かれました
長濱さんは野辺地町出身。小学生の頃からクロスカントリースキーを始め、国内外の大会での優勝や、1994年のリレハンメルオリンピックと1998年の長野オリンピックへの出場など輝かしい成績を収めました。選手として引退後は指導者として活躍しており、2018年の平昌パラリンピックでは指導した選手が見事金メダルを獲得しました。
この日の授業には全校児童が参加。授業ではチームワークを競うゲームが行われ、長濱さんは「高学年の子は低学年の子をリードしてあげて」とアドバイスをしながら、体を動かす楽しさやチームワークの大切さを伝えていました。授業後、「天才と呼ばれる選手たちには、好きなことを努力し続ける姿勢があります。皆さんも自分の目標を見つけ、努力を続け達成する”くせ”をつけて頑張ってください」と語った長濱さん。児童たちは「自分の目標に向かって新しいスタートを切りたい」「将来なりたい職業を目指して勉強を頑張ります」と語り、アスリートの前向きなエネルギーをもらったようでした。