8月9日、ホテルグランヒルつたやで全国自治体病院協議会東北ブロック会議が開催されました。
この会議は、東北6県における県や市町村など自治体が運営する病院の関係者らが課題についての議論や情報交換などを行うために毎年開催されているもの。今回の会議には、自治体病院の院長や事務局長、看護局長など130名以上が出席しました。
開催に当たり、全国自治体病院協議会青森県支部長を務める三沢市立三沢病院の坂田優病院事業管理者が「昨今、自治体病院は厳しい状況におかれています。本日の会議は、自治体病院が抱える課題を解決するための貴重な機会と考えております」とあいさつ。その後、総務省や厚生労働省の担当者から自治体病院をとりまく厳しい経営状況やそれを受けて国が進める構想について講演がされました。また、全国自治体病院協議会の小熊豊会長が人材確保や医療制度の変化などについて講演し「変革の荒波に負けず、一つ一つ地道に解決し、地に足をつけてがんばりましょう」と出席者を激励しました。
その後は各県から寄せられた「医師の働き方改革」や「医師不足・医師の偏在」、「新専門医制度への対応」といった課題について、取り組みの紹介や意見交換などが行われていました。