9月6日、第三中学校が小川原湖ウォーク&防災体験を実施しました。
第三中学校は最大クラスの震度の地震が発生した場合、津波の被害が予想される場所に立地していることから、津波が予想される場合の避難先を谷地頭団体活動センター(旧谷地頭小学校)としており、避難場所までは徒歩で移動しなければなりません。今回の取り組みでは、例年行っている小川原湖への徒歩遠足『小川原湖ウォーク』に併せ、六川目自主防災会の協力のもと防災訓練を実施。避難経路の確認や避難時の行動などを学びました。
この日の早朝発生した北海道胆振東部地震の影響のため、最終目的地を小川原湖から道の駅みさわに変更し行われた今回のウォーク。津波の危険が予想される地震が発生したとの想定のもと訓練が始まると、生徒たちは先生の指示に従い、列を作って徒歩で避難を開始。途中歩道のない道もありますが、列を乱さず40分かけて約4kmの道程を歩いて移動しました。谷地頭団体活動センターでは、生徒たちが協力し合って水分補給を行うとともに、災害時の炊き出しに利用される『アルファ米』を用意。その後道の駅みさわまで移動し、移動中に出来上がったアルファ米の配食を体験しました。
同校の松木信嘉校長は「自分たちが避難することに加えて、何をすることができるかという視野を持ってほしい」と訓練の意義を語りました。また、生徒たちは「4kmは大変だけれど、歩ききることができました」「アルファ米はいろいろな味が用意されていて、おいしいです」と訓練の感想を語りました。