9月11日、岡三沢小学校でユニバーサルマナー教室が開催されました。
ユニバーサルマナーとは、障害者や高齢者、外国人などさまざまな人が安心して生活するためのマナーのこと。この教室は、2020年に東京オリンピック・パラリンピックが開催されることをきっかけに、お年寄りや障がいのある方への手助けについて知ってもらおうと、三沢市が市内の学校で開催しているもので、今回は4年生の児童約90名が参加しました。
講師を務めた原口淳氏は、生まれつき全盲の方。しかし、現在は一人暮らしをし、また趣味でブラインドサッカーを楽しんでいると話すと、児童からは驚きの声が上がりました。
「障害とは、人ではなく環境にあるもの。施設のバリアフリー化は難しくても、サポートがあれば不便は解消されます」と語った原口氏。困っている人に声をかけるのが難しいという児童たちに「お手伝いできることはありますか?という一言が大切。満点を目指さず、生活で実践してみてください」と語りかけていました。
講演を聞いた児童は「目が見えなくても色々な工夫をして一人暮らしをしていて、すごいと思った」「これからは困っている人がいたら、声をかけて助けてあげたい」と感想を話してくれました。