10月14日、国際交流教育センターで世界アルツハイマーデー記念講演会が開催されました。
認知症の原因として最も多い病気であるアルツハイマー病。この講演会は、アルツハイマー病をはじめ認知症への理解を深めてもらおうと、三沢市と公益社団法人 認知症の人と家族の会が市内で初めて開催したものです。
はじめに、認知症のことや三沢市が行っている支援の取り組みなどについて解説がされた後、認知症サポーターが認知症による徘徊をテーマにした寸劇を初披露。なぜ認知症の人が出かけて帰ってこれなくなってしまうのか、どのように接すればよいのかをわかりやすく紹介しました。
その後、詩人・児童文学作家の藤川幸之助氏が自身の母の介護経験を基に講演。介護の苦労を振り返りながら「赤ちゃんがいることで親として成長するように、母を介護する中で自分が育てられていると感じることもたくさんありました」と自身の気づきを語り、会場を訪れた約200名の人々は時に涙ぐみながら聴き入っていました。
また、会場では介護事業所のパネル展示や認知症の人やその家族などが語り合う場であるおれんじカフェも開設され、来場者は認知症についての理解を深めていました。