背景・経緯

 全国的に消防団員数の減少による地域防災力の低下が懸念されています。

 三沢市消防団も同様に消防団員の減少に歯止めがかかりません。

 また、災害が多様化・激甚化する中、消防団員の負担も増加している背景から、令和3年4月に「消防団員の報酬等の基準の策定等について(通知)」が消防庁から発出され、三沢市では検討を進め、令和4年4月から支給する報酬等の見直しを行いました。

主な改正内容

・基本消防団員の年額報酬の額を増額しました。 

・出動報酬の時間区分を新たに設けて、出動報酬の額と災害区分を改正しました。

 

消防団員の年額報酬は、次の表のとおり支給します。

階 級

従来の報酬額(~令和4年3月31日)

新たな報酬額(令和4年4月1日~)

増加額

団 長

60,000円

82,500円 22,500円
副団長 46,000円 69,000円 23,000円
分団長 33,000円 49,500円 16,000円
副分団長 28,000円 44,500円 16,500円
部 長 24,000円 39,000円 15,000円
班 長 21,000円 37,000円 16,000円
団 員 20,000円 36,500円 16,500円

 

消防団員の出動報酬の支給額は、災害活動、訓練等に従事した際に支給します。

種  別

回 数

報酬額

災害出動

1回につき

4時間未満           2,500円

4時間以上7時間45分未満 5,000円

7時間45分以上       8,000円

大規模災害等出動 1日につき

4時間未満         2,500円

4時間以上7時間45分未満 5,000円

7時間45分以上       8,000円

訓練出動、演習等 1日につき

4時間未満         2,500円

4時間以上         3,500円

警戒出動 1日につき              2,500円
その他 1回につき              1,000円

その他

・公務災害補償・・・・消防団活動中に負傷した場合の補償制度があります。

・被服の貸与・・・・・消防団活動に必要な制服や活動服が貸与されます。

・退職報償金・・・・・消防団員として5年以上勤務し、退団した際に支給することができます。