多発する火災に、総力を挙げ、防火意識徹底の広報活動を実施

三沢市では、今年に入ってから4月末までに13件の火災が発生。昨年同時期の7件と比較して2倍以上の頻度で火災が多発していることから、三沢市消防本部は5月7日、警戒態勢を強化し市民の防火意識を高めるため、初の「火災多発非常事態」を宣言しました。

 

この宣言によって、5月31日までの期間中、各種メディアを利用した広報や連合町内会役員会議での注意喚起、幼少年婦人防火クラブの町内巡回などを実施。さらに、毎日3回、消防職員と消防団員が消防車両で市内全地域で巡回広報を行い、三沢市民への防火意識を徹底することで火災件数減少および被害軽減を図ります。

 

この日、消防本部に集まった消防職員・消防団員を前に田村消防長は、事態の深刻さや活動の重要性を改めて伝え、「期間中の万全の警戒を願います」と訓示。さらに山本消防団長が「多発する火災を防ぐため、我々消防団員は320人の団員を活用して地域住民に火災予防を普及させなければなりません。消防職員・消防団員が活躍する姿はきっと地域住民の火災予防意識につながります」と、期待の声をかけました。その後、消防車両へと乗り込んだ一部の消防職員・消防団員は早速、市内の広報巡回に出発しました。