自ら交通ルールを学び、率先して交通事故防ぐ手本に

5月23日、三沢警察署内において、平成25年度の三沢交通少年団入団式が行われました。

 

昭和56年に結団した三沢交通少年団は、市内7つの小学校から選ばれた5・6年生で構成され、小学校卒業までの2年間を通じて、正しい交通ルールを学びながら交通事故を防止するためのさまざまな活動を行っています。その活動の大きな目的は、子どもたちが率先して働き掛けをすることで、自身はもちろん、家族や学校の友だち・後輩、地域の人々を交通事故から守ること。また、各校から集まった団員同士が活動の中で交流を深め、将来につながる友情を育むことも、大切な活動意義の一つとして重視されています。今年3月、これまで活動してきた前6年生団員が小学校卒業とともに退団。4月には5年生団員24人が6年生へと進級し、今回新たに新5年生31人が第34期団員として入団しました。

 

共に活動し、時に指導なども行う三沢交通少年団育成会の三浦会長は、新団員の入団を祝福。「交通ルールをしっかり勉強して身に付けてほしい。また、せっかく各小学校から選ばれ集まっているので、お互いに積極的に話をして仲良くなってほしい。楽しく有意義な活動をしましょう」と期待を込めた言葉を贈りました。

その後、新団員を代表して三浦会長から団員証を受け取ったのは、岡三沢小学校5年生のキャロル・ケイトリン・茉莉さん。先輩の6年生団員や育成会メンバーに指導を求めながら、「市内から子どもの交通事故が無くなるよう、交通安全のリーダーとして、活動を一生懸命頑張ります」と、力強く意気込みを宣言すると、市内の交通安全団体など列席した関係者らも祝福。三沢警察署の安達署長は「やはり交通事故を無くするためには、道路を利用する一人一人が正しい交通ルールを身に付け守ることが非常に大事。交通少年団の皆さんには、友だち家族が事故に遭わないよう、リーダーとして率先して模範を示してほしい」と激励の言葉を贈りました。

 

新入団員を加え55人となった三沢交通少年団は今後、明るいスカイブルーの制服に身を包み、交通マナーを学ぶ研修や見学、地域での交通安全意識啓発にかかる広報など、さまざまな活動を行います。