無くならない不法投棄。立ち向かう東部地区町内会の人々

6月2日、三沢市東部地区にある浜三沢、大津、三川目、鹿中、淋代の5町内会が、それぞれの地域で清掃活動を行いました。

 

心無い人々によって捨てられている空き缶や雑誌などのごみ。特に、国道338号線から太平洋沿岸の間にある松林は、人目につきにくいことから不法投棄が絶えず、地域住民を悩ませています。東部地区の町内会で結成する連絡協議会は、自分たちの住む土地を少しでもきれいにしようと平成15年から毎年のように清掃活動を実施。この日も、早朝から町内会ごとに会員が集まり、協力してごみ拾いを行いました。

 

東部沿岸の三川目地区や鹿中地区では、それぞれ100人ほどの町内会員が参加。手にしたごみ袋はすぐに一杯になり、見つかるテレビや冷蔵庫など大型不法投棄物の数々。毎年清掃活動をしているにもかかわらず、軽トラックが何度も往復しなければ運べないほど集まるごみに、不法投棄問題の深刻さを感じました。集められたごみは、その量に驚き、悲しい表情を浮かべる会員らの手によって分別。協力する三沢市廃棄物事業協同組合の加盟会社によって三沢市清掃センターへと運搬されました。