時に激しく、時に繊細に。圧倒的な声量と幅広い音階で奏でられる美声

8月3日、三沢市公会堂小ホールで、クラシック声楽グループ『ルリオ  コンチェルティーノ』による無料コンサートが開催されました。
 

代表を務める畑井繁子氏を含め、三沢市や近隣市出身あるいは現在三沢に住む8人の声楽家が門下や年齢を超えて集まり結成した同団体は、音楽表現の向上を目指し、3年前から勉強会やコンサートなどの活動を続けています。この日もソプラノの声を持つ5人の声楽家が、八戸出身のピアニスト・佐藤氏の演奏とともに出演。オペラを中心に、日本歌曲も織り交ぜながら、来場した人々にその美しい歌声を届けました。高低幅広い音階と圧倒的な声量で紡ぐ曲は、時に激しく、時に繊細。豊かな表情によって喜びや悲しみ、憂いといった感情までもが伝わり、まるで物語の一場面を見ているかのような舞台に、聴衆たちはうっとりと聴き入っていました。