重点的に英語力を磨く3日間の合宿

8月8日から10日にかけて、『イングリッシュ・キャンプ・イン三沢』が、国際交流教育センターを主会場に開催されました。

 

これは、青森県教育委員会が県内中学生の英語力を育成しようと、今年度から始めた事業。2泊3日の合宿の中で生徒が英語に親しみ、学習のモチベーションとコミュニケーション能力の向上を図ります。今回は、申込者240人の中から抽選で選ばれた39人が参加。県内各地の英語教員とALT(外国語指導助手)指導のもと、日常生活を共にしながら朝から夜まで英語漬けの3日間を過ごしました。

 

初日の開講式では、生徒がさっそく英語を使って自己紹介。教員らのユーモアあふれるアドバイスを受けて、緊張を和らげた生徒はジェスチャーを交えながら自分の名前や出身地、趣味などを伝えていました。

2日目の夜には、合宿の集大成といえる英語劇の発表会が、約6人ずつのグループに分かれて行われました。劇のシナリオやセリフなどは、与えられた英単語を題材に、生徒自身で考えたものです。組み合わせにくい英単語にも、それぞれがアイデアを出し合いなんとか劇を完成させました。劇が始まると、時に真剣に、時にジョークを交えながら喜怒哀楽の感情豊かに役を演じる生徒たち。暗記したセリフを棒読みするのではなく言葉の意味について理解し、はっきり感情表現することで、身に付く英語を学ぶことができたのではないでしょうか。

生徒は皆、積極的に英語を学ぼうとする志を持った者同士。合宿の中で共に過ごし、互いに打ち解け合った生徒からは、初日の不安そうな表情がすっかりなくなり、明るい笑顔で英語劇を楽しんでいました。

 

また合宿中、生徒は米軍三沢基地でインタビューなどを行う基地内見学にも参加しました。本場の英語を直に体験することで、英会話上達のための新たな目標や課題が見つかったことでしょう。