自らの考えを同世代に堂々と伝える

9月4日、堀口中学校講堂を会場に『三沢地区少年防犯弁論大会』が開かれました。

 

三沢市とおいらせ町の全中学生を対象に、三沢地区連合防犯協会などが毎年開催しているこの弁論大会は、各校1~3人の代表生徒が、非行防止や日常生活について弁論することで本人も含め聴衆である同じ中学生に、防犯意識の高揚や社会の一員としての責任感を養ってもらうことが狙いです。61回目の今年は14人の代表が出場。大勢の聴衆を前に緊張しながら、それぞれ5分という制限時間の中で自らの主張を堂々と発表しました。その中には窃盗被害に遭った憤りや、不登校中の友人への言葉、充実した毎日を送るために努力する決意など、多感な中学生が胸に秘めたさまざまな想いが込められていました。代表者が感情豊かに伝えた言葉は、同じ年代を生きる生徒たちが日常を見つめ直すきっかけとなることでしょう。

審査の結果、最優秀賞に輝いたのは下田中学校3年生の小向 妃奈さん。親類の自殺から抱いた思いや自らの考えを論じ、「皆がお互い思いやり支えようとする気持ちを絶対に忘れないでほしい」と伝えました。小向さんは、三沢地区の代表として、9月10日に青森市で開かれる『青森県少年防犯弁論大会東部大会』に出場します。