パパが楽しみながら育児・家事へ参加することが、家庭に笑顔をもたらす

 

9月21日、子育て中あるいはもうすぐパパになる男性を対象に、育児や家事を楽しみながら積極的に行う男性(=イクメン・カジダン)を育てるための講座の第1弾『パパがパパっとクッキング&家族にモテるパパになる!』が三沢市勤労青少年ホームで開催されました。

 

この講座は、三沢市協働のまちづくり市民提案事業に採択された、市民団体Resonance(レゾナンス)が進めるイクメン・カジダン育成事業の一つ。午前中に開催されたクッキング講座では、青森フード菜美(ナビ)ゲーターで、野菜を中心とした家庭料理が人気の『ナギサカフェ』(八戸市)オーナーシェフ、なぎさなおこ氏が講師を務め、男性でも手早くできる料理の作り方を伝授。この日は『炊き込みチキンライス』『豚肉のクルクル肉巻き』『チンゲンサイのとろーりスープ』『カレー風味のマカロニサラダ』の計4品を参加者と一緒に作りました。着慣れないエプロンを身に付けた参加者の多くが、包丁や計量スプーンを手に悪戦苦闘。しかし、中には普段から料理をするという参加者もいて、互いに協力し合い、教え合いながら『パパ料理』を完成させていました。途中、なぎさ氏から子どもと一緒に作業できるポイントなども教わった参加者たちは、家族とコミュニケーションを取りながら作れるパパ料理の奥深さに「なるほど」とうなずいていました。

 

また、午後には、NPO法人コヂカラ・ニッポンの代表理事を務める川島高之氏を講師に、セミナーを実施。「子育ては期間限定の貴重な特権」とする川島氏は、「子育て以上に価値のある仕事はないと意識してほしい。パパが自分らしい生き方をすることが子どもにとって最高の教育になります」と、その大切さを伝えました。また、育児や家事に男性が積極的に関わることは、妻への気遣いや地域活動への参加、仕事力向上にも影響。家庭や地域、企業、社会までも変える可能性があることを話すと「パパが笑って子育てに参加すると、妻の負担を軽減し、子どもに安心と笑顔をもたらします。パパ業をエンジョイしましょう!」と呼び掛けました。

最後には、参加者一人一人が、その場にはいない自分の妻や子どもへ向けてイクメン・カジダンになること宣言。グループトークでは、子育てや家事について普段なかなか聞くことのできなかった悩みなどを挙げ、参加者同士で情報を交換し合いました。クッキング講座やセミナーでパパとしての意識や技術を高めただけでなく、参加者同士、心強い『パパ友』を作ることができたようでした。