地域の福祉に心寄せる多くの人々の功績を讃えて

 

10月23日、三沢市公会堂小ホールで、三沢市民福祉大会が開催されました。

 

少子・高齢化が進む中、住み慣れた地域で誰もが安心して暮らすために重要なのは、住民相互の信頼関係とさまざまな機関・団体の協力体制。地域福祉の充実を目指す三沢市社会福祉協議会が主催するこの大会は、これまで市の社会福祉発展に貢献してきた人々や団体を表彰し、福祉に心寄せる多くの人々を地域に知ってもらう機会でもあります。

長年にわたり社会福祉事業や共同募金運動に協力してきた団体・個人の名を読み上げ、代表者に種市市長などから感謝状を授与。三沢市社会福祉協議会の黒田会長は、主催者を代表して会場に集まった多くの参加者へ大会の意義を伝え、受賞者の功績に深く感謝しました。

 

その後、『地域は子どもの苗床』と題し、財団法人児童健全育成推進財団の鈴木理事長が記念講演を実施。冒頭で「子どもは地域で育つ」と語った鈴木氏は、現代社会における子育てに危惧しながら「子どもを幸せにしようと思ったら親がまず幸せでいること」「地域社会と調和した人間となるために『養』から『育』へ。自立できる子育てが必要」など、子育てへの家庭や地域社会の関わりについて説得力ある言葉を伝えました。