互いの違いを越えて、共に感動し合える歌の素晴らしさ

 

11月7日、三沢市公会堂大ホールで、市内小・中学校による音楽交歓発表会が開催されました。

 

合唱を披露し、聴き合うことで、互いに刺激を受けながら新たな交流を育む機会として、毎年開催され続けるこの音楽交歓発表会。今回は、市内小中学校の児童・生徒に、いちい幼稚園園児も加わり、計969人が参加しました。「今まで練習してきた成果を発揮し、心を込めて精一杯歌いましょう」。会場を埋める参加者や先生、保護者、来場者を前に、代表して意気込みを伝えたおおぞら小学校6年生の佐々木健真くん。その言葉を受け、各校が順番に合唱などを披露。音楽の授業や学習発表会・文化祭のために練習を重ねてきたという曲目は、どれも濃密な練習量がうかがえるものばかりで、中には手話やよさこいなど特色ある演技を交える学校も。生徒数の多い学校は代表学級が、少ない学校は全校生徒が一つになって、それぞれに素晴らしい歌声を会場内に響かせました。

 

全ての合唱を終えた後、主催者を代表して市教育振興会音楽部会の金沢会長は「運動が得意な人、音楽が得意な人…。みんな違って素晴らしい。そんなみんなが心を一つにして奇跡のような美しい歌声を生み、聴く人の心まで一つにしてくれました。素晴らしい歌声をありがとう」と感謝。また、この交歓発表会には最後の参加となった第三中学校3年生の織笠洸太くんが「歌は互いの違いを越えて共に感動し合える、心で歌い心で聴くものだと思います。この会がずっと続くことを願います」と、その想いを伝えました。最後は参加者も含め会場全体で『三沢市民の歌』を大合唱し、歌と心を通わせた交歓発表会は幕を閉じました。