安定した漁獲収入を目指す衛生管理推進計画案を承認

11月7日、平成25年度の『地方卸売市場三沢市魚市場運営審議会』が、三沢市役所で開催されました。

 

この審議会は、三沢市魚市場の管理運営における報告や事業計画など議案について、三沢漁港をはじめとする漁業関係者ら委員から可否や意見を求めるもの。今回は、事務局の市水産振興課から、三沢漁港の主要漁獲種であるスルメイカの水揚げ量が前年度に比べ11%減少していることなどが報告された後、新たに『三沢市魚市場衛生管理推進計画』案が提出されました。

地元水産物の安全性をより高めることで付加価値を持たせ、他産地との競争を勝ち抜くために、市場職員や漁業者、買受人による水産物の適切な取扱い、漁業従事者の清潔保持といった衛生問題、作業環境の適切な整備など数々の取り組みを短期と中・長期的に分け定めたこの計画。今年の2月、青森県や三沢市漁協、漁業者代表らで発足した検討会が、県外漁港視察などを通じて得た課題・改善点について協議を重ねまとめた計画案が本審議会で承認されました。今後は、11月中にも正式に策定され、来年1月に計画を具体化したマニュアルが検討会で作成されるとのことです。