真っ白な紙に書く、新たな年への思いこめた文字

 

1月12日、恒例となった日本習字青森県書初席書大会が三沢市武道館で開催されました。

日本習字教育財団上十三支部会が開催するこの大会は今や全国各地で開催され、約3500人もの人々が参加しているとのことですが、その歴史は青森県大会が最も古く、他の地域の元となった存在。今年も上十三地域にあるおよそ30の支部教室に通う、大人から子どもまで約300人が参加し、学年によって決められた課題の文字を書きました。目の前にした真っ白な半紙や画仙紙は、まるでこれから始まる新たな一年。心を落ち着かせ、おもむろに持った筆を真剣な表情で紙上に運ぶ参加者たちは、日頃の練習の成果を発揮するとともに、新たな一年への思いを込めているようでもありました。 文字は心を表すとも言われます。今年一年を始めるに相応しい文字は書けたでしょうか?