2年2組が一致団結! チャリティーバザーで得た収益から車いすなどを寄附

 

2月6日、青森県立三沢商業高等学校2年2組の生徒が三沢市社会福祉協議会へ、車いす1台と東日本大震災復興のための寄附金を贈りました。

 

同クラスの生徒40人は、昨年10月に開催された文化祭でチャリティーバザーを実施。生徒が積極的に市内店舗をまわり、提供してもらった衣服や食器などを自らの手で販売しました。その売り上げから3万円相当の車いす1台を購入し、残りは東日本大震災の復興のためにと寄附。この日、2年2組の教室を訪れた三沢市社会福祉協議会の黒田会長へ、チャリティーバザーの副リーダーを務めた佐々木玲奈さんが代表して目録を手渡しました。

同校では昭和47年から生徒による同会への寄附を続け、平成19年からは生徒の考えで車いすを購入。今回で寄附は18回目、車いすは6台目となり、その累計額は65万円を超えます。三沢市社会福祉協議会では同会の特別賛助会員に車いすを貸し出しており、「三沢商業高校2年2組」の名前が刻まれたこの車いすも体の不自由な人のため、大事に有効に役立てられるとのこと。また寄附金は社会福祉協議会から県共同募金会を通じて、今も震災被害に困っている人々へ届けられるとのことです。クラスの生徒や先生を前に、同校の長年にわたる取り組みへ厚い感謝の気持ちを伝えた黒田会長。佐々木さんいわく「明るい中でも一致団結する、やるときはやるクラス」から温かい善意が寄せられました。

 

 

 

また、同日、同校生徒のJRC(青少年赤十字)会員がペットボトルのキャップを三沢市社会福祉協議会に寄附。全学年各クラスから集まったJRC会員15人で呼び掛け、全校生徒と約1年間協力して集めたきたペットボトルのキャップを黒田会長に手渡しました。このキャップは、他から寄せられたキャップとともに市内業者を通して、世界の子どもたちへワクチンを届けるために役立てられるとのことです。『赤い羽根』や『緑の羽根』など募金活動も行い、「社会に貢献できたことを嬉しく思います。JRCの一員としてこれからもこのような活動を続けていきたいです」と話す同校JRC会員の生徒たちに、三沢市社会福祉協議会の黒田会長は感謝と激励の言葉を贈りました。