つるつる滑る氷上での激戦にあふれた笑顔の数々

 

2月23日、三沢アイスアリーナで『氷上つなひき大会』が開催されました。

 

市内で体育施設などを指定管理する一般財団法人 三沢市自治振興公社が、冬季における市民の体力増進や交流を目的に毎年開催するこの大会は、今年で7回目。スケートリンクの上で綱引きをする異色の競技に、市内外から小学生の部に4チーム、中学生以上の一般の部に5チームの計9チーム約100人が集まり、予選リーグと決勝トーナメントで優勝を争いました。

一つの試合は、選手が8人ずつ出場する2セット先取の3セットマッチ。チームごとに並び順や作戦を考え、合図と同時に掛け声合わせていっせいに綱を引きます。しかし、つるつる滑るスケートリンクの氷上では、通常の綱引きと勝手が違い、戸惑う選手たち。何とか綱を引っ張ろうと、掛け声を合わせ四肢に力を込めますが、ふんばりがきかず、すってんころり。選手も応援団も思わず吹き出してしまいました。

転倒者が続出で終始笑いの絶えない大会でしたが、その中にもたくさんのドラマが。腕力と体力、独自に掴んだコツで圧倒的な強さを誇った一般男性チームに、子どもたちの応援を力に勝利を重ねた女性チーム。中学生チームも、若さを武器に大人たちへ一矢報いようと奮闘しますが、力及ばず無念の敗退。小学生の部は地元のアイスホッケーチーム『三沢ジュニア』が、一般の部は自衛隊員の『チームKEN』が激戦を制し、見事優勝を果たしました。