利用者の安全守るため、火災予防の設備・体制を確認し、意識高める

4月16日、社会福祉法人 楽晴会が運営する栄町コラボケアセンターで、三沢市消防本部の葛西消防長による特別査察が行われました。

 

この特別査察は、4月13日から市内で実施されている春の火災予防運動の一環で、社会福祉施設を中心に消防用設備の設置、管理、避難経路などを消防長が自ら確認。施設の管理者や職員に火災予防への認識を改めて促すため、毎年実施されているものです。今回、特別査察を受けた栄町コラボケアセンターは、通所を中心に宿泊や訪問などのサービスを組み合わせ、『自宅で継続して生活するため』に必要な支援を行う小規模多機能型居宅介護事務所。日中は約30人が利用し、夜間も15人ほどの利用者が宿泊しています。同センターの川村所長と袴田管理者から説明を受けた葛西消防長は、施設に関する書類をチェック。その後、施設内を巡回し、通気口や避難路、消火器、警報器、火気を扱う設備などを入念に確認しました。

査察を終えた葛西消防長は、書類や施設に不備がないことを川村所長らに伝え「社会福祉施設では、入居されている方たちの安全を守ることが第一です。今回の結果に安心することなく、これからも火災予防への努力を積み重ねていただきたい」と講評。初めて特別査察を受けた川村所長は「年に2回、消防職員立会いのもとで訓練を実施していますが、今回の査察で改めて気付いた点もありました」と話し、「夜間は職員が少なく、近隣に住む方々やボランティアの皆さんと協力できる体制作りに、これからも取り組みたい。また、いざというときに何があるかわからないという意識付けを職員の中で大切にしていきたい」と火災予防への意識を高めていました。