昔ながらの田植え作業から、食べ物を作る大変さや自然と触れる楽しさ学ぶ

 

5月26日、三沢市立おおぞら小学校の児童が、庭構地内の同校周辺にある『おおぞら田』で田植え作業を行いました。

 

『おおぞら田』とは、おおぞら小学校から徒歩15分ほどの場所にある約2500平方メートルの学校田。平成18年に同校が開校して間もなくから、保護者や地域住民、おいらせ農協の協力を受け、児童らの手による5年生の社会科授業を兼ねた『おおぞら米』作りが毎年行われています。その米作りの中でも重要な田植え作業に、3年生と5年生、6年生児童、約60人が参加。裸足で田んぼに飛び込み、おいらせ農協青年部指導のもと、約500平方メートルに『まっしぐら』の苗を手作業で植えていきました。この日はあいにくの寒空で、残念ながら1・2年生は田んぼに入らず、お兄さんとお姉さんの応援係。その声援に応えるように、作業を進める児童たちでしたが、泥の冷たさや感触に笑顔で絶叫し、転倒者も続出。不揃いの苗と泥だらけになった児童たちの姿に、青年部メンバーや先生も思わず笑顔をこぼしていました。今回植えた稲が収穫を迎える秋にはまた、児童たちが収穫や脱穀作業を行い、精米した『おおぞら米』として参観日に販売する予定。昔ながらの田植え作業を体験した児童たちは、食べ物を作る大変さや自然と触れ合う楽しさなど大切なことを学び、仲間とのかけがえのない思い出を作っていました。