日本一の食肉加工処理能力を持つ工場へと発展

 

5月29日、細谷工業団地内(三沢市大字三沢字淋代平)にあるスターゼンミートプロセッサー株式会社で増築工事の竣工式が行われました。

 

 平成8年に立地して以来、主に豚肉加工品を生産してきた同社青森工場三沢ポークセンター。このたび、同社三戸ポークセンターの機能を集約化するとともに、多様なニーズに迅速に対応できるよう生産能力を高めるため、総事業費20億円を投じて増築工事が行われました。昨年は市食肉処理センターの処理能力が増強されており、2つの施設が連携することで1日当たりの最大処理頭数(豚)が1,300頭から2,300頭に増え、日本一の食肉加工処理能力を有することとなりました。鉄骨平屋造り延床面積2,374平方メートルの増築部分における主な設備は、豚肉の加工ライン、内臓肉の処理を行う副生物処理室、豚脂などの洗浄を行う副産物処理室、加工肉を自動で仕分けることができる自動倉庫冷蔵・冷凍庫の4つ。このうち、自動倉庫冷蔵・冷凍庫は、これまで人間が担っていた作業を最新鋭の機械を導入したことにより自動化した施設で、今まで以上に迅速な入出庫が可能になったとのことです。また、今回の増築に伴い、関連会社と併せて50人を新規に雇用し、地域経済にも大きく貢献することとなりました。

この日の式典には、同社の茂原社長のほか、種市市長はじめ、県上北地域県民局長の三上俊孝氏や市食肉処理センター養豚生産者協議会長の山崎伸氏ら関係者約70人が列席。これからの安全な操業と事業の発展を祈念して神事が執り行われました。式辞の中で、茂原社長は養豚業者や市など関係者の協力に対する感謝を述べ、今後ますますの発展を誓っていました。