自ら資金を調達しながら、自分たちにできることから雇用創造や地域活性化を目指す

 

6月4日、市民グループ『フェリーチェ』のメンバーらが小川原湖畔の清掃活動を行いました。

 

『フェリーチェ』は、三沢市雇用創造推進協議会が主催した創造人材育成セミナー受講者の一部が「三沢市を活性化させるため、私たちにも何かできることがあるのでは」と集まり昨年結成した団体で、現在のメンバーは8人。こぎん刺しやエコクラフト、フラワーアレンジメントなどの講座を開催し、補助金に頼ることなく自ら資金を調達しながら地域を活性化させるための活動を続けています。この清掃活動もその一つで、小川原湖畔での実施は昨年に続いて2回目。これから迎える夏、湖で遊ぶ人々が気持ちよく楽しめるようにと広い湖畔を練り歩き、飲食物の容器やビニール袋などのごみを拾い集めました。

同団体のメンバーの多くは、三沢市や八戸市に住む既婚女性。最初から資金を自力で調達する活動の根本には「主婦や転勤で移住してきた女性が特技や能力を生かして活躍できる場を作り、ゆくゆくは雇用創造や三沢の発展につなげたい」という思いがありました。「メンバー同士が意見を出し合い活動内容を決めるので、みんなが主役です」と話すのは同団体の代表を務める蛯名さん。「今後は、メンバーが住んでいる地域の中で、あまり知られていないスポットをたくさんの人に紹介する活動もやっていきたい。私たちの活動で、少しでも地域が潤ってくれれば」と、さらなる活動への意欲を語っていました。