釣りを楽しみながらブラックバスの繁殖抑止に協力

 

6月7日、NPO法人マン・パワーが小田内沼で『ブラックバス駆除大作戦』を実施しました。

 

市からの委託を受け、平成21年より小田内沼を含む三沢市民の森を管理する同団体では、同水域にブラックバスが繁殖することを危惧。生態系を壊す恐れのあるブラックバスを釣ったときには、放流せず持ち帰るよう愛釣家たちに呼び掛けています。また、繁殖を防ぐため、ブラックバスが産卵を控えたこの時期に毎年、駆除作戦を実施。愛釣家や一般参加者の力を借り、釣りを楽しみながらブラックバスの個体数減少に努めてきました。

この日、早朝5時から小田内沼に集まったマン・パワーメンバーと参加者は、ボートに乗って、あるいは岸から釣り竿を振り、ブラックバス釣りに挑戦。しかし、小雨降るあいにくの悪天候のせいで気温も低かったためか、なかなか釣果は挙がりません。ポイントやエサ、仕掛けを変えながら粘り強く挑み続ける参加者たち。突如、竿が大きくしなり、糸の先からブラックバスが姿を現すと、周囲はメンバーたちの大きな歓声で沸き、見事釣り上げた参加者は満面の笑みを見せていました。「今回釣り上げたブラックバスの大きさは数年前より確実に小さくなっており、個体数は減少しているのでは」と話す同団体メンバー。同団体では今後も、地域の人々と協力しながら今後も環境保全や生態系保護に努めていきたいとのことでした。