「三沢を自分の家のように思っていました」親しみこめて、多くの人々の支援に感謝

 

6月20日、第35戦闘航空団司令官兼米軍三沢基地司令官のスティーブン C.ウィリアムス大佐が、離任あいさつのため市長室を訪れました。

 

ウィリアムス大佐は、コロラド州の米空軍士官学校で最優秀卒業生に選ばれ、1989年に少尉に任官。さまざまな部隊、航空団、上級司令部の要職に就き、太平洋空軍司令官幕僚やワシントンDC国防総省のサイバー企画部次長なども務めてきました。また、260時間の戦闘時間を含め、2,800時間以上の飛行時間を持つ上級操縦士官。2012年9月に第35戦闘航空団司令官兼米軍三沢基地司令官に着任してからは、米国と日本、三沢市、地域との友好な関係の継続・発展に尽力し続けてきました。しかし、ウィリアムス大佐は、今月24日付けで現在の役職を離任。7月1日付けで准将に昇格し、米コロラド州にある空軍士官学校の校長に就任する予定とのことです。

種市市長に「三沢を離れる前にお会いできてよかった」と話した大佐は、一日司令官で撮影した写真とセラミック製のコースターをプレゼント。これまでの歴代司令官が贈っていないものをと悩みながら選んだとのことで、種市市長はその想いに応えるように、三沢の象徴の一つであるミス・ビードル号とオオセッカが描かれた記念のメダルを贈りました。在任期間中、三沢に住む多くの人々から受けた支援に、家族を含め米軍三沢基地を代表して心からの感謝を伝えたウィリアムス大佐。これまでの数々の米軍キャリアの中でも最長となった三沢基地勤務を振り返り「本当にたくさんのいろいろな思い出ができました。三沢を離れるにあたって寂しい気持ちでいっぱいです。自分の家のように思っていました」と語りました。大佐の親しみ込められた言葉に「うれしいです」と応えた種市市長は、これまでの尽力に感謝。さらに「また新たな場所での活躍をお祈りします」とエールを贈りました。