将来を担う市内唯一の少年消防クラブが消防士の仕事を体験

7月31日、三沢市消防本部で、根井・朝日少年消防クラブの研修会が行われました。

昭和52年、当時の根井小学校全校児童で結成した根井少年消防クラブは、火災予防運動時に町内を広報巡回するなど、地域の火災予防を普及啓発するため活躍。平成18年に同校が閉校してからは根井・朝日少年消防クラブへ名称を変え、現在は、根井・朝日地区に住む小学生13人をメンバーに、市内唯一の少年消防クラブとして活動を続けています。

そんな同クラブのメンバーに、将来、地域の防火・防災の担い手に育ってほしいと開催されたのがこの研修会。市消防本部に集まったメンバー11人は、消防車両や器材を見学し、DVDや職員の説明から消防士の仕事を学びました。また、4年生以下は水消火器による消火を、5・6年生は筒先を持って放水を体験。さらに、はしご車のバスケットに乗って地上15メートルの高所を体験したほか、米軍三沢基地内消防隊の施設などを見学しました。放水やはしご車などを初めて体験したメンバーたちは、目を輝かせながらも「防火服が重かったです」「高いところが苦手では消防士は務まらないと思いました」などと感想を話し、消防士の仕事の大変さを実感。さらに、織笠諒也君(4年生)は、「消火器の使い方を学べてよかった。実際に火事があったときは生かしたいです」と話していました。