収穫や料理など、体験通じて農業と食べ物への理解を深める

 8月2日、おいらせ農協三沢本店などを会場に『ちゃぐりんフェスタ』が開催されました。

農業や食べ物に興味を持ってほしいと、おいらせ農協が毎年開催する体験型イベントも今年で10回目。事前に応募した、小学生の子どもを持つ親子20組、約80人が参加しました。おいらせ農協本店で開催された開会式では、同組合の千葉勝雄代表理事組合長があいさつ。「皆さんが育つためには食べ物が必要で、かつバランスよく摂取しなければ健康を維持していけません。食べ物や農業の必要性を、この体験から学んでほしい」と子どもたちへ呼び掛けました。

その後、参加者たちは谷地頭地区へバスで移動。50種類、約2000本の木を育てる織笠正則さんのブルーベリー園で、収穫を体験しました。たわわに実った種類の違うブルーベリーを前に夢中で食べ比べ、お土産用の容器がいっぱいになるまで収穫した参加者たち。同じ敷地にある織笠さんの畑でじゃがいも掘りも体験し、夏の強い日差しに汗を流しながら、ブルーベリーやじゃがいもがどんな姿で育っているのか、また、収穫の大変さ、楽しさなどを学んでいました。

さらに、おいらせ農協本店へ戻ってきた参加者は、農協が提供する地元食材を使って料理を体験。中村クッキング教室の中村講師と農協女性部の皆さんに手伝ってもらいながら、親子で協力し、じゃがいもコロッケや冷やし汁の白玉などを調理。農協女性部特製の夏野菜のカレーとともに昼食としていただきました。その他にも野菜を学ぶクイズやバター作りなどを楽しんだ参加者たちは、一日を通して農業や食べ物への理解を深めていました。