救急医療への理解や認識を深め、技術を習得。みんなで守るみんなの命

 

9月13日、ホーマック三沢店とユニバース三沢堀口店の兼用駐車場内で『救急フェア』が開催されました。

『救急の日』である9月9日から1週間は、救急医療に対する理解や認識を深め、関係者の意気高揚を図る『救急医療週間』。全国的にさまざまな活動が行われる中、三沢市でも消防署が2日間にわたってこのイベントを開催し、地域の人々へ救急医療の仕事を直接伝えながら救命活動の必要性や救急車の適正利用などを呼び掛けています。今回は、初日の12日が突然の豪雨で中止となったものの、翌13日は晴天の中で予定通り開催。会場には救急・消防車両10台が並び、買い物前後の人々が多数訪れました。普段なかなか間近で見ることの少ない救急車や消防車、資機材などに子どもたちは興奮。心肺蘇生法とAED(自動体外式除細動器)取り扱い体験コーナーでは、大人はもちろん子どもや地元ヒーロー『海鮮野郎ホッキーガイ』まで多くの人々が「もしものときのために」と、率先して救命方法を学ぶ姿が見られました。本署と中央分署、古間木出張所から集まった消防職員約20人は、それぞれのコーナーで救急医療の仕事や救命活動をていねいに説明。さらに、昨年から規模を拡大して新たに設けた119番通報体験コーナーでは緊急事態を明確に伝える方法を、健康測定コーナーでは血圧や酸素飽和度などを測り健康管理の大切さを伝えていました。

地域の人々がAEDを使えるようになって、今年で10年。この8月には、会場となったこの駐車場で、AEDや心肺蘇生法を用いた市民の救命活動により一人の尊い人命が救われました。三沢市消防署では「私たち消防職員だけでなく、地域の皆さんが救命活動を行うことで救われる命があります。三沢市全体で救急医療について改めて考え、AEDの使用法や心肺蘇生法などを覚えていただき、みんなの命を私たちで一緒に守っていきましょう」と呼び掛けていました。

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