高齢者の生き生きと輝く姿。互いに楽しみながら、地域へ貢献

 

10月10日、三沢市公会堂大ホールで、三沢市老人クラブ連合会主催の芸能発表会が開催されました。

 

高齢者の仲間づくりのため、昭和38年に3つの老人クラブの167人で発足した三沢市老人クラブ連合会。昨年に創立50周年を迎え、現在は38クラブ、約1,300人が加入する大きな組織となりました。それでも、「高齢者の日常生活を健全で豊かにするとともに、行政や地域に労力を提供し、福祉の増進に努める」という目標は今も変わらず、健康スポーツ大会や交通安全・防犯大会、ゲートボール大会などさまざまな事業を実施。高齢者による高齢者と地域のために活動し続けています。中でも会員にとって大きな事業の一つが、この年に1度の芸能発表会。冒頭、長年にわたり活動を続けてきた竹友老人クラブ・高橋利雄さんの功績を讃え、青森県老人クラブ連合会会長表彰が授与された後、今回は29クラブによる踊りや演奏など、38演目が披露されました。この日を楽しみに何カ月も前から集会施設などで練習を重ねてきた出演者の一挙一動には熟練の技が光り、しなやかで美麗。演目が終わるごとに、出演者や観客として来場した約500人の老人クラブ会員らから大きな拍手が送られていました。

また、この芸能発表会はチャリティーイベントでもあり、入場の際に呼び掛けた赤い羽根募金は三沢市社会福祉協議会に贈られるとのこと。互いに楽しみながら、地域への貢献も果たす。そんな高齢者の皆さんの姿は、生き生きと輝いていました。