要介護リスク高い『ロコモ』状態にならないための実践的アドバイス

 

10月23日、三沢市公会堂大ホールで、介護予防講演会が開催されました。

 

三沢市では平成14年度から、『認知症予防教室』『いきいき教室』の名称で各地域における認知症予防事業を展開。平成19年度からは、『おらほの寺子屋』と名称を変え、現在市内38地区で楽しみながらそれぞれに介護予防活動を続けています。今回はその中から約450人が集まり、講演の前に11地区がそれぞれの活動内容を発表。日の出地区は、笑顔で世の中を丸く収める『まんまる音頭』を披露し、大津地区はこれまでに製作した衣類やバッグ、小物などを紹介しました。他地区の活動内容に「なるほど」と感心したメンバーたち。発表後は互いに称賛の拍手を送っていました。

続いて、キッコーマン総合病院の田中利和副院長が「転ばぬ先の杖セミナー  ~超高齢化社会で歩き続けるために~」と題して講演。誰にでもいつかは訪れるであろう要介護リスクが高い状態、ロコモティブシンドローム(以下、ロコモ)の危険性や予防策などを、会場に集まった『おらほの寺子屋』メンバーに伝えました。田中氏は、「筋肉は使わなければ衰えます」とロコモの危険性を説明。そしてロコモにならないためのチェック方法を伝授。さらには「高齢者には経験や時間、根気よく続ける力があります」と話した上で、高齢者でもできる健康寿命を延ばすためのトレーニング方法を伝え、会場全体で体験しました。