年齢感じさせないエイジレス・ライフ。「継続は力なり、続けてこられてよかった」

 

内閣府が提唱する『エイジレス・ライフ』とは、年齢にとらわれず、自らの責任と能力で生き生きとした生活を送ること。そのエイジレス・ライフの実践者として今年県内で唯一、三沢市に住む木村ムツさんが、内閣府から『エイジレス章』を受章しました。

 

現在86歳の木村さんは、弘前市の出身。小学校の先生として三沢市に赴任し、当初は3年だけだったはずが、三沢の魅力にひかれて現在までの40数年住み続けることに。そして退職後、先に始めていたフラメンコの激しい動きに膝などを痛め、続けていけるか悩んでいたときに出合ったのが太極拳でした。太極拳を始めて73歳で日本武術太極拳連盟の指導員資格を取得。その後、3つの太極拳サークルで、年間約100回、13年にわたり指導し続けました。また、岡三沢小学校と上久保小学校で子どもたちにも太極拳を教え、地域で世代を超えた健康づくり活動を長年継続。現在は後継者を育てながら、太極拳サークルに週3回参加し、フラメンコも自宅の縁側で続けているとのことです。

10月30日、市長室を訪れた木村さんに、種市市長が内閣府からの書状を、青森県すこやか福祉事業団の佐々木理事長が記念の楯を伝達。木村さんは受章の喜びや感謝とともに、これまでの活動やその中で抱いてきた想いなどを語りました。木村さん曰く「無理なくゆっくり自分のペースで体を動かすことができること」が太極拳の魅力。「太極拳をするとさっぱりします。それでずっと続けることができました」と笑顔を見せました。また、木村さんは「『継続は力なり』と言いますが、どうにか続けてこられてよかったと思っています」とこれまでを振り返り、今後についても「太極拳はずっと続けていきたい」と話していました。