震災体験した子どもたちに明るい笑顔と木のぬくもりを

 

11月26日、一般財団法人 三沢市公園緑化公社「緑の募金」活動委員会の沼山明委員長と、公益社団法人 青森県緑化推進委員会の村上光男事務局長らが鹿中保育所を訪問。県産木材を使用した積み木セットを同施設に寄贈しました。

公益社団法人 国土緑化推進機構が行う、東日本大震災被災地域の復旧・復興に向けた使途限定の「緑の募金」。青森県緑化推進委員会は全国から寄せられたこの募金を活用し、昨年度から3カ年計画で、被災した八戸市、おいらせ町、階上町そして三沢市との共同事業を実施。三沢市では、三沢市公園緑化公社「緑の募金」委員会と共に、沿岸地域を中心とした保育施設へプランターと積み木セットを寄贈しています。昨年度に続き2年目となる今年度の対象は、鹿中保育所とおおつ保育園、チャリティー第一保育園の3施設。鹿中保育所を訪れた「緑の募金」活動委員会の沼山委員長は、「この積み木で仲良く楽しくたくさん遊び、元気な子に育ってください」と園児に伝え、積み木10セットを一つ一つ手渡しました。

寄贈された積み木セットは、軽く、木のぬくもりが感じられる県産のスギ・ヒバ製。角を丸く、飲み込んだりしないよう一つ一つが大きく作られており、小さな園児でも安心して遊ばせることができます。贈呈式の後、さっそく箱から積み木を取り出す園児たち。木の香りを楽しみながら思い思いの形に積み、楽しそうに遊んでいました。「震災に負けないよう、子どもたちの気持ちだけでも明るくしたい。そして木のぬくもりを感じてほしい」。両委員会の願いは通じ、鹿中保育所は明るい笑顔であふれていました。