昔から受け継がれてきた日本の花の活かし方。次世代に伝えるのは私たちの役目

12月6日、三沢市下久保地内の藤野艶峯さん宅で、伝統文化いけばな教室が開かれました。

 

文化庁の支援を受け、次代を担う子どもたちが伝統文化や生活文化に関する活動を体験・修得し、発表会でその成果を披露する『伝統文化親子教室』。三沢市でも平成21年度から市文化協会が窓口となり、定期的に教室を開催。今年度は7月から1月にかけて12団体が、市内公共施設や指導者自宅などで華道や日本舞踊、三味線、お茶、お琴、将棋を教えています。

藤野さんは、『伝統いけばな教室』として華道を教える指導者の一人。三沢市では今年からこの取り組みに参加し、近所に住む小学4年生から6年生まで児童11人とその親に、自宅で京都古流の華道を教えてきました。あいさつに始まり、道具や花木の扱い方、古来から日本に受け継がれてきた花木の歴史。そして、季節を先取りした、最もきれいに見せる花木の生かし方を教えているとのことです。クリスマスを前にしたこの日は、参加者親子にモミとヒバの木を使ったリースの作り方を伝授。藤野さんは「昔から受け継がれてきた花木の由来や名前、生かし方を次世代の子どもたちに伝えていくのは私たち役目です」と話し、より多くの若者が伝統文化に触れ継承してくれることを願っていました。