「三沢市をもっとよくしたい」。子ども議員が市政を問い、視野広げる

 

1月9日、三沢市役所内の市議会議場で『子ども議会』が開かれました。

 

この『子ども議会』は、子どもたちに議会制度への理解を深め、社会的視野を広げてもらおうと市が行うもので、前回は平成20年8月に市政施行50周年を記念した『小・中学校模擬議会』として開催。今回は、公募により子ども議員となった市内小学校の5・6年生児童9人が、実際の市議会議員同様、市政に対する一般質問を行いました。

小比類巻議長が本議会さながらに進行し、公共施設や医療、交通安全、観光、除雪など他分野にわたる子ども議員からの質問へ、種市市長や米田副市長ほか関係部課長が答弁。答弁に疑問を感じると再度質問する子ども議員の言葉には、「三沢市をもっとよくしたい」という思いがこもっていました。中には「将来、もっと三沢市を盛り上げるために三沢市長になりたい。そのためにどんなことが必要か教えていただきたいです」と質問した子ども議員も。種市市長は、さまざまな要点を挙げながら最後には「市民に親しまれ信頼されること、三沢市のことを誰よりも愛し考え、発展に真剣に取り組む心構えを持つことが必要だと思います」と答弁。志の高い児童の存在に喜びを表し、より一層、市政運営に尽力することを決意していました。

質問を終えた子ども議員の一人、岡三沢小学校6年の藤生彩愛(あやめ)さんは、「(専門の職員から)詳しい政策や意見が聴けてよかったです。この経験は、社会に出て自分の意見を述べるときなど将来の役に立つと思います」と感想を語っていました。