家族や恩師への感謝、成人としての自覚を胸に迎えた新成人の門出

 

1月11日、三沢市公会堂で成人式が行われました。

今年、三沢市の新成人は、男性215人と女性198人の合計413人。そのうち344人がこの日の式典に参加しました。色とりどり華やかな振袖と凛々しいスーツの晴れ姿。式典開始より大分早い時間から公会堂前に集まり、家族と記念撮影をしたり、再会果たした友人と思い出話に花を咲かせる新成人たち。新たな門出を迎えたその表情は、喜びと希望で輝いていました。

式典会場の大ホールでは、開式を前にクレールウインドオーケストラが新成人を演奏で祝福。開式後は、全員で国歌を斉唱し、新成人の中條優季さんが「市民のちかい」を朗読しました。続いて種市市長が式辞の中で、新成人への祝福とその家族への感謝を述べながら、世界初の太平洋無着陸横断飛行を成し遂げたミス・ビードル号と、その偉業に協力を惜しまなかった当時の三沢村の人々との交流を紹介。「この一致協力し奉仕する精神を受け継ぎ、これからの歴史を築いてほしい。『群羊を駆りて猛虎を攻む』の勢いで豊かな創造力とあふれる行動力を結集し、国・市発展のため大いなる活躍を期待します」とエールを送りました。また、駆け付けた多くの来賓も新成人を祝福。これらに応えるように新成人代表の立花祐太さんと浪岡はづきさんが決意と抱負を語りました。これまでの20年間を振り返り、育ててくれた家族や恩師、地域の人々、共に過ごしてきた仲間たちへ感謝した2人。「失敗し挫折しても立ち止まることなく一歩ずつ前へ進む強い気持ちを持ち続けたい」「これからは私たちが支える側になれるよう、出会いを大切に日々精進したい」とそれぞれに決意。三沢青年会議所の渡辺卓也理事長が社会人の先輩として励ましの言葉を贈ると、会場全体で市民の歌を合唱し、式典を締めくくりました。その後、三沢市連合婦人会が式典を終えた新成人を立食パーティー『20歳のつどい』で歓待。新成人は、料理を楽しみながら新成人の喜びを分かち合っていました。