体のメカニズムを知り、健診結果を生かすための健康法を学ぶ

 

三沢市における国民健康保険加入者の特定健診受診率は、県内でも低く、平成25年度で21.4%。また、せっかく受診しても「診断結果を見てどうしたらいいのかわからない」など、十分に生かされていないのが現状です。そこで市は、健康への意識を高めるとともに健診結果の生かし方を学んでもらおうと、1月27日、おいらせ農協本店で『健診から始めよう 健康フェア』を開催。女性を中心とした約50人が訪れ、血流・姿勢の測定ブースや健康相談コーナーなどで看護師や保険協力員らからアドバイスを受けながら自らの健康を見つめ直しました。また、会場には出汁を活用した減塩方法のPRコーナーが設けられ、おいらせ農協女性部と食生活改善推進員会が持ち寄ったレシピによる健康食の試食会を実施。にんじんの炊き込みご飯やイカミンチ、ホッキ貝のミルクスープなど、地元特産物を使いつつ減塩にも配慮した健康食のおいしさに参加者は驚き、熱心にレシピに目を通していました。最後に、カリスマ健康アドバイザーとして活躍する長島寿恵氏が特別講演。腹囲や血圧といった健診項目ごとに、そのメカニズムや悪化による健康への影響などを解説しながら、座りながらできる運動や歩き方といった手軽な改善方法を伝授しました。時には全員で声を出し、体を動かしながら行う長島氏の講話は、分かりやすく明瞭。すっかり聴き入った参加者は、生活改善への意欲を高めていました。