平成27年市長年頭記者会見について(平成27年1月5日 15:00~ 於:市長応接室)

  昨年は、顧みますと三沢にとっては非常に活気があった年でありました。

  節目を迎えたまつりが多く、航空自衛隊も60周年を迎え、次代を担う子どもたちの活躍も非常に活発で世界を極める活躍もありました。それに負けずシニアの人たちの活躍も光りました。

  そして、震災からの復旧復興でありますが、漁民研修センターなどの施設や厚生施設が完成して復旧も完了し、復興に向けて歩みを進める段階になりました。

  このように昨年は盛り上がった年であったと思います。

  また、「人とまち みんなで創る 国際文化都市」の実現のために各種施策に取り組んできたところであります。

  本年も、まちづくりの主役は市民の皆さまでありますので市民参画と協働のもと、各種施策に取り組み、当市の基本理念であります「人とまち みんなで創る 国際文化都市」の実現に引き続き努めて参ります。

  そのために、三沢市総合振興計画の後期基本計画で掲げております3つの重点プランの中から、主なる施策の取り組みについて申し上げます。

  未来を拓く人づくり

  1つは「未来を拓く人づくり」であります。

  当市の特性を活かした人材育成、様々な世代での健康づくりの充実、さらには市民参加や各種団体との協働体制を確立しながら、地域の人材が活躍する、まさに個性豊かで活気にあふれるまちづくりを進めたいと考えております。

  人材育成では、英語コミュニケーション能力向上のためのグローバル人財養成セミナーを今年も実施し、ウェナッチバレーへの短期留学、地元の大学が受けてもいいという話がありますので、そのことについても可能性を探っていきたいと思っております。そして、スポーツを通した国際交流の拠点施設であります(仮称)国際交流スポーツセンターの建設工事が本格的に始まります。

  また、教育環境の整備についてもこれまで進めておりますが、今後も上久保小学校ほか暖房設備及びトイレ改修等の工事などを引き続き行います。

  そして、今年は、子育て支援の拠点施設であります(仮称)子ども館を平成28年度を目処に準備を進めて参ります。

  また、整備を進めておりましたがんの早期発見が可能なPET検査が3月から利用できる運びとなり、健康で生きがいのある生活を送るため、疾病の早期発見や早期治療のため各種検診の実施に努めて参ります。

  協働のまちづくりでは、市民提案事業の継続、さらには地域リーダーの育成や市民活動団体への支援、住民懇談会の開催をして参ります。

  そして、町内会の活動を支えている集会施設などをもたない町内会では、活動に不便をきたしておりますので、拠点施設を確保する助成策についても検討したいと考えております。

  また、ボランティア活動に係る怪我等に対応するためハートフル補償制度の制定を検討して参ります。

  なお、4月から新しい教育委員会制度がはじまり、総合教育会議を立ち上げ、教育の振興に関する施策の大綱を策定しなければならないことから、しっかりと対応して参りたいと考えております。

  人が行き交う街づくり

  2つめは「人が行き交う街づくり」であります。

  道路、空や鉄路など地域間を結ぶ交通体系の整備、利便性の向上を高め、地域間交流を促進します。

  また、三沢の特色を活かした観光等の魅力を発信し、より多くの人が集い、賑わうよう努め、さらには定住人口確保のために都市基盤等のインフラ整備を進めます。

  地域間交流の促進では青い森鉄道三沢駅南側高架橋の路線、あるいは市道東岡三沢・堀口線や市道三沢・下田線などの道路整備事業を継続し、利便性と安全性の向上に努めます。

  さらに、空の玄関口であります三沢空港の利便性向上でありますが、就航維持は重要課題でもあり、二次交通や駐車場について配慮していかなければならないと考えております。そして陸の玄関三沢駅周辺整備では、基本構想が今年度中にまとまり、今年は実施設計に向けて事業を進めたいと考えております。

  「定住人口の確保」でありますが、南ニュータウンがほぼ完売であり、第二のニュータウン基本構想についてスピード感を持って取り組みたいと考えています。

  また、古間木団地や木崎野団地の市営住宅の建替工事についても取り組みを進めます。

  観光振興ではもっている可能性を掘り起こして、同時に地元農畜産物や海産物を活用した特産品やご当地グルメの開発に努めながら三沢の魅力を発信し、特産品やグルメ開発についての起業化を支援して参ります。

  心安らぐ生活づくり

  3つめは「心安らぐ生活づくり」であります。

  災害から生命財産を守り、また昨年から生活相談などを実施して生活上のトラブルを防ぐとともに、当市の基幹産業であります第一次産業の基盤を強固にし、新たな産業の誘致を進めるなど産業の振興と雇用の確保につとめ、市民の皆さまが安全安心な暮らしができるように全力を傾注して参ります。

  防災力の充実と強化でありますが、最近の複雑、多様化、大規模化する災害に備えるには、自主防災組織づくりと消防団員の確保が大事でありますので、組織づくりと団員の確保を支援して参ります。

  農業では、若手農業者が比較的多くなってきており、後継者となる若手農業者の支援や育成を図り、次世代農業者の担い手の確保に努めるとともに、昨年の米価下落についての対応を検討して参ります。

  漁業振興では、震災からの復旧が完了し、復興への歩みとして三沢市魚市場が衛生管理の行き届いた市場であるという認定を得るために様々な角度から検討する協議会も立ち上がり、これからは復興へと新しい歩みをしたいと思っております。直売所もできましたので三沢の海産物を全国に発信する努力をして参ります。

  そして、勤める場、仕事の場が必要でありますので、新たな産業導入と雇用創出を図るため、航空機に関連した産業などを含めた企業誘致、新たに市内で起業する人を支援すべき取り組みをし、商工業の振興に努めて参ります。

  また、基地問題につきましては、共存共栄は貫いてゆきたいと思っておりますが、民生安定対策は必要でありますので国としっかりと協議をし、ダメなものはダメと言えるようにきちんとして参りたい。また去年、一時配備されたグローバルホークの問題など変化があるわけでありますので、市民の皆さまの安心安全のために、国からの情報収集をしっかり行い責任をもって対応をしたいと思っております。

 

  最後に、当市にはいろいろ公共施設がたくさんあるわけでありますが、老朽化して更新の時期を迎えております。さらには異常気象、環境や人にやさしい使い方、省エネ対策、今まで進めてきたトイレの洋式化、耐震の問題などいろいろありますが、このことについて対応をしていかなければならないと思っております。

  古くなったから単に壊すだけでなく長寿命化も考えながら、公共施設は所管課ごとに縦割りで管理してきていましたが、総合的に判断するシステムをつくり公共施設の維持管理に万全を期したいと考えております。

 

  以上申し上げましたが、市民の皆さまとの協働を基軸に誠心誠意取り組み、少子高齢社会の時代、持続可能なまちづくりのため「人とまち みんなで創る 国際文化都市」の実現をめざして参ります。

  また、持続可能な行政運営を進めるために創意と工夫を凝らしながら最大限の努力をして参ります。

 

  質疑応答

A  :英語研修の対象、時期、期間などについて決まっているのであれば具体的に教えていただきたい。

市 長:対象は高校生、時期は向こうの提案では夏頃。期間は10日間位。自己負担など具体的なことは検討中。

A   :ウエナッチ短期大学ではこれまで留学生を受け入れたことがあるか。

市 長:進学した子はいる。今年も1名進学を希望していると聞いている。

B   :新たなニュータウンは場所や規模、時期などが決まっているのか。

市 長:現在、調査中だが、スピード感をもって進めたい。

B   :公共施設の維持管理など施設の在り方を判断するために新たな組織をつくるのか。

市 長:各課で公共施設の維持管理をしていたが、施設の長寿命化や施設の統廃合、新築など施設の在り方を判断するためには縦割りでなく総合的に検討するシステムが必要だ。

B   :具体的にどういう施設があるか。市庁舎も入るか。

市 長:橋、水道などの他に市庁舎も対象となる。

A   :今年は仏沼がラムサーム登録10周年の年だが、何か記念行事などを計画しているか。

市 長:これから検討していきたい。

以上