連携・協力する『共生ビジョン』事業の策定・変更について意見を交わす

 

2月19日、十和田市民交流プラザで、上十三・十和田湖広域定住自立圏共生ビジョン懇談会が開催されました。

定住自立圏構想とは、中心市と近隣市町村がそれぞれの機能や魅力を生かし相互に連携・協力することにより、地域住民の生活機能を圏域全体で確保しながら人口定住を促進する政策。全国各地でさまざまな定住自立圏が形成されており、十和田市・三沢市の両市を中心市とした10市町村による『上十三・十和田湖広域定住自立圏』は平成24年10月に協定を締結。その後、締結前から行われていたものも含め、30の具体的な連携事業計画『共生ビジョン』の推進に取り組んでいます。この懇談会は、共生ビジョン関係分野における圏域市町村の有識者20人が委員となり、ビジョンの策定や変更に関する検討を行うもの。平成25年2月以来2年ぶりの開催に、新任・再任合わせて17人の委員と小山田十和田市長、各市町村担当者などが集まりました。

懇談会では、小山田十和田市長のあいさつに続いて、委員の互選により前回に引き続き北里大学獣医学部学部長の髙井伸二氏が座長に就任。定住自立圏の概要と協定締結後に策定された『共生ビジョン』新規12事業の進捗状況について、事務局からの説明と委員からの質疑応答がありました。その後、議題に挙がったのは共生ビジョンへの変更素案。「十和田市・秋田県小坂町間の簡易水道の共同利用事業の内容変更」は事業がより具体化したことによるもので、「消費生活相談事業の共生ビジョンへの追加」は野辺地町・七戸町・六戸町・横浜町・東北町・六ヶ所村の消費者生活相談業務を十和田市と三沢市に集約するもの。各事業のメリットや運営経費の分担など事務局から説明があり、委員が検討。特に異議の声は挙がらず、今後、事業実現に向けて圏域市町村の各担当部局ワーキンググループで作業が進められることとなりました。