先輩から受け継ぎ長年続けてきた収集活動の成果で社会に貢献

 

三沢市立第三中学校では、十数年前から全校生徒が協力して、ペットボトルのキャップや空き缶のプルタブ、古切手を収集するボランティア活動を継続。今回、昨年までに集まったものを換金、PTA母親委員会バザーの売上金の一部を加えて車いす1台を購入し、三沢市社会福祉協議会の『愛の輪基金』へ寄付しました。代々この活動の中心となって尽力してきたのは、地域の保育園や福祉施設で奉仕なども行う同校の保健・ボランティア委員会。現在在籍する1年生から3年生まで9人の委員が3月6日、同校を訪れた社会福祉協議会の黒田進二会長へ車いすと今年1年間収集したペットボトルキャップ、プルタブ、古切手の詰まった袋を手渡しました。

三沢市社会福祉協議会が現在所有する46台の車いすは、市内の体が不自由な方へ貸し出されるなど有効に活用されており、今回、第三中学校生徒から寄付された車いすも困っている人のために役立てられるとのこと。同校保健・ボランティア委員会の委員長・大森れなさん(3年)は、「『できることから始めよう』をキーワードに、先輩方と自分たちがコツコツ取り組んできた収集活動の成果が社会の役に立てることがうれしいです。これからも私たちにできる活動を一生懸命頑張っていきます」と話していました。