販売に無料試食、ムキムキ大会で三沢の『ほっき貝』の魅力を伝える

 

全国屈指の漁獲量を誇る三沢沖のほっき貝は、肉厚でぷりっぷりの食感と旨みを含んだジューシーな味わいが魅力。しかし、資源を確保するため漁の期間は12月から3月までと制限されています。今シーズンも残り少なくなった3月15日、三沢市漁業協同組合が三沢漁港魚市場内を会場として『三沢ほっきまつり』を開催。春の訪れ感じる穏やかな天候のもと、市内外から多くの人々が訪れました。

イベント開始にさきがけ、同会場内でオープニングセレモニーが行われ、三川目小学校児童が海鳴り太鼓を力強く演奏。続く主催者あいさつの中で、市漁協の門上馨代表理事組合長は4年前のほっきまつり前日に起こった東日本大震災を振り返り、関係者らの協力・尽力へ感謝しました。また、集まった多くの来場者に「三沢のほっき貝を味わって、おいしさを知ってほしい」とPR。種市市長らとともにテープカットを行い『三沢ほっきまつり』が幕を開けました。今回、市漁協では販売用に約10トン、無料試食用に約600キロのほっき貝を準備し、小型船部会や女性部会など各部会の漁師たち約100人が無料試食会や販売、貝むきサービスなど各ブースの運営に従事。また、おいらせ農協など団体がほっき料理を販売し、三沢商業高校ラグビー部の生徒たちもボランティアで参加。海難孤児のための青い羽根募金活動や各ブースの補助などを行いました。ほっき貝の販売ブースにはイベント開始前から長蛇の列ができ、先頭の男性は昨年味わったほっき貝が忘れられず盛岡から朝早く訪れたとのことです。また、無料試食ブースにも多くの人々が並び、炭火で焼かれたほっき貝をつまみ、そのおいしさに思わず笑顔を見せていました。さらに、三沢市のご当地キャラ『ホッキーナちゃん』と『ほきのすけ』、ご当地ヒーロー『ホッキーガイ』も登場し、子どもたちと記念撮影。1分間にほっき貝をいくつむけるかを競う毎年恒例『ほっきムキムキ大会』では、出場した老若男女50人が悪戦苦闘。家族や友人の期待に応えようと必死でほっき貝と戦う参加者へ、大きな声援と拍手が送られていました。