地域農業の振興や農業委員会活動の活性化への実績認められ受賞

 

3月20日、三沢市農業委員会の新堂政登会長と会長職務代理者の小比類巻氏が市長室を訪問。同委員会と新堂会長が農林水産大臣賞を受賞したことを種市市長へ報告しました。

 

新堂政登氏は昭和62年7月、農業委員に就任。平成14年7月から9年間を会長職務代理者、平成23年7月から現在に至るまで会長を務めています。これまで通算約27年間、農業委員会の中心となって農地の適正運用など業務を積極的に推進。また、会長職務代理者および現在の会長職にあっては、農地集積を積極的に進める一方で違反転用の撲滅など適切な法令順守を実施。また、農業委員へ女性を積極的に登用し委員会活動の活性化を図るほか、農業者年金の加入促進に寄与するなど、地域農業振興へおおいに尽力してきました。

一方、三沢市農業委員会も、総会において各議案に対し判断根拠を1件ずつ詳細に示すことで審議の客観性および公平性を高め、市ホームページで農地あっせんなど情報提供を行うほか、活動の透明性を図るため平成22年より総会議事録を公開。県内他市町村の委員会に先駆け4期連続で複数の女性委員を登用し、委員会の活性化を図っています。また、各地区農家との意見交換を実施。農協・県・市担当者との定期的な会合を設け担い手育成や新規就農者開拓を図っているとのことです。さらには、農地の利用状況を調査し、耕作放棄地所有者に対する農地利用の意向確認や指導を実施。これらの実績が評価され、新堂会長および三沢市農業委員会が平成26年度の農林水産大臣賞を受賞。3月18日、青森市で県農林水産部構造政策課の田澤課長から新堂会長へ賞状が伝達されました。

 

この日、市長室を訪れた新堂会長らが受賞を報告すると、種市市長は新堂会長や農業委員会の尽力を労い祝福。新堂会長は「これも地域の方や農業委員会の仲間たち、市当局の皆さんのご協力の賜物。感謝申し上げます」と話し、今後の若手育成に向けて意欲を見せていました。