「英語での表現を理解してほしい」と高校生が企画。生きた英語を学ぶ"1日留学"

 

3月28日、市民団体Misawa English Activities(ミサワ・イングリッシュ・アクティビティーズ)が八戸聖ウルスラ学院英語科での1日留学イベントを開催しました。

 

子どもたちに世界で通用する生きた英語を身につけてもらおうと活動する同団体は「学校で学ぶ以外の英語と触れ合ってほしい」と、このイベントを発案。八戸聖ウルスラ学院高等学校が協力し、初めて実現しました。内容は全て同校の英語科2学年生徒が企画し、当日の進行も担当。三沢駅東口に集まった市内小学校6年から中学校3年までの参加者15人を八戸市にある同校までバスで送迎。その間も同校生徒がアテンダントとなりコミュニケーション深めながら学校などを紹介しました。到着後、高校生も含め4つのグループに分かれた参加者は、まず英語を使ったゲームでウォームアップ。緊張もほぐれすっかり打ち解けると、同校生徒が趣向を凝らした各種アクティビティー(活動)を楽しみました。「歯ブラシ」や「財布」など決められたお題を英語で説明し、そのヒントから推察するアクティビティーでは、「どうやって表現したら伝えることができるのか」悪戦苦闘。頭を悩ませる参加者は高校生からアドバイスを受け、実用的な英語に理解を深めていました。その後も、英語を使った名言のしおりを作ったり、一緒に洋楽の歌を歌うなど趣向凝らしたアクティビティーが満載。この1日留学では、最初は遠慮気味だった参加者が自ら行動・発言するようになるなど、積極性も養っているようでした。また、八戸聖ウルスラ高等学校英語科の生徒も"教える側の立場"は今回が初めて。「どうしたら英語での表現を理解してもらえるか」、中学生時代を振り返り、悩みながら約1週間掛けて企画を考え準備したとのことです。その内容は実用的で、コミュニケーションを深め楽しめると好評。参加者は「問題をとおして楽しく英語に触れ合うことができました」「積極的に行動できました」など感想を語っていました。

その様子を見ていた主催者Misawa English Activitiesの米倉幸星代表は「高校生と参加者の両方が刺激を受け、より英語への関心を高めてもらえるのでは」と期待。「今後も市内高校や基地内大学にも協力を仰ぎながら協力の輪を広げ、年数回実施していきたい」と話していました。