50年受け継がれた歌のバトン

 

 

4月26 日、三沢市公会堂小ホールで『三沢少年少女合唱隊 創立50周年記念コンサート』が開催されました。

 

三沢少年少女合唱隊が組織されたのは1965年(昭和40年)。前年に行われた「東京少年少女合唱隊」の三沢公演をきっかけに、市内の小中学校の教諭などを介して小中学生に広く呼びかけ隊員を募り結成されました。コンサートでは、手話やハンドベルを用いた合唱など、観ている側も楽しくなる工夫が随所に凝らされ、米軍三沢基地内のソラーズ小学校の生徒もゲスト出演するなど、日米の少年少女による美しいハーモニーに観客は酔いしれていました。

途中では、これまでの活動がスライドショーで紹介され、関係者たちは映し出された写真を感慨深げに眺める場面も。これまで長期にわたり運営に携わってきた初代指揮者の山谷常雄氏、2代目指揮者の大久保邦彦氏が紹介され、会場からは惜しみない拍手が送られました。

終わりには、現在指導を行っている山上里美さんから「一人ひとりが歌でつないでくれたことに感謝しています」とこれまでの活動を振り返り、50年目を迎える活動は多くの関係者の想いが支えてきたと伝えると、会場は暖かい空気に包まれていました。