中心市街地の医療・福祉環境充実に貢献

 

 

5月16日、市立三沢病院跡地(中央町4丁目1-2)で、医療法人青仁会が開設した『あおぞらクリニック』の内覧会が行われました。

 

三沢市中心市街地活性化基本計画の一環として、同法人は、有料老人ホーム、小規模多機能型居宅介護施設、サービス付き高齢者住宅、クリニックや商業施設(6月12日オープン予定)を1つのエリアにまとめた『ライフコミュニティパーク三沢』を市立三沢病院移転跡地に整備。住民が中心市街地に安心して住み続けるために必要となる生活・医療・福祉環境の向上に貢献しています。内覧会は、クリニックの診療科目や施設内部の様子などを周辺住民に周知し理解を深めてもらおうと実施。同法人の千葉潜(ひそむ)理事長を先頭に、スタッフらが施設の概要や診療の内容などを訪れた人々に丁寧に説明しました。

『あおぞらクリニック』は鉄骨造3階建て(延べ床面積約980平方メートル)で、1階部分に受付、待合室、診察室があり2階以上は会議室などとして使用。心療内科・精神科・一般内科・小児科(予約制)の診療を、4人の医師が曜日ごとにローテーションで行います。気分障害、不安障害、パニック障害などには専門医師が対応するほか、認知症は同法人が八戸市で運営する青南病院の『認知症疾患医療センター』と連携して治療にあたります。一般内科では、風邪など日常的な病気を診療、小児科では子育て相談なども行うとのこと。千葉理事長は「三沢市および上北郡部では精神科医療が不足していたが、クリニックの開設で市民が通院しやすくなり早期治療が期待できる」と述べるとともに、今後は認知症のデイケア(治療的通院)事業も始めたいと語り、地域のメンタルケア増進に意欲を示していました。