実機に触れて感じるヘリコプターの魅力

 

 

6月23日、県立三沢航空科学館前の『大空ひろば』を管理する市が、同ひろばに展示中のヘリコプター(OH-6D)を同型機に更新しました。

 

実機に直接触れ親しみ航空機への理解を深めてもらおうと、市では大空ひろばに自衛隊や米軍から無償で貸し出された飛行機やヘリコプターを展示。陸上自衛隊で使用していたヘリコプター(OH-6D)もその一つです。平成18年から9年間にわたり展示されてきましたが、老朽化のためこのたび同型機に更新されました。新しく展示されるヘリコプターは陸上自衛隊八戸駐屯地に配備されていたもので、小型の機体をいかして情報収集や山岳部での偵察などに使用。東日本大震災の際には被災状況の確認や被災現場への物資運搬でも活躍したとのことです。機体の更新には八戸駐屯地の隊員が協力。手際よくヘリコプターを組み立て、朝6時半から始まった作業は約3時間で終了しました。実機の調達など陸上自衛隊の窓口となった自衛隊青森地方協力本部の菊池明広報係長は、「大空ひろばは一般の方がたくさん訪れる。多くの人に実機を間近で見て欲しい」と述べ、航空機や自衛隊への理解が進むことに期待を示していました。