地域の福祉向上に役立つことを願い寄付

 

 

12月3日、三沢ライオンズクラブの黒澤憲一郎会長はじめ会員が三沢市総合社会福祉センターを訪れ、市に対し車いすを車載できる福祉車両を贈呈しました。

 

地域の生活・文化・福祉の向上や、会員相互の友好親善を図る事を目的に地域貢献活動を行っている三沢ライオンズクラブは32人が所属しており、今年で結成50年。結成から5年ごとに周年事業を行い、これまで中央公園にある桜の木やD51、ビードルプラザの時計台など住民の暮らしに潤いと便利さをもたらす寄付を続けています。50周年という大きな節目を迎えた今年、同クラブでは地域社会の課題解決に役立つものを贈ろうと検討を重ねた結果、今後より一層進む高齢化社会に対応するため福祉車両を寄贈することにしました。車両は軽自動車をベースに車いすに乗った人がそのまま後方から乗り込めるよう改造されたもので、安全装置もすべて付けた価格は約250万円。車いすに乗った人と運転手、補助員の3人が乗車でき、狭い路地や敷地にも出入りしやすいボディサイズです。車両の引き渡しを受けた種市市長は、「高齢化時代を考えた寄付をいただき、ありがとうございました」と、時代の要請に配慮した寄付に感謝しました。黒澤会長は、「今後とも三沢ライオンズクラブでは、福祉関係に力を注いでいきたい」と述べていました。

市では、日ごろは生活困窮者への家庭訪問などに使用するほか、災害時など緊急の場合は高齢者や障害者などの移送に利用するとのことです。