人間型二足歩行ロボットASIMOが三川目小学校で躍動

12月1日、三川目小学校で"ASHIMO特別授業~子供たちに笑顔と元気を届けたい~"が開催されました。

この日、目を輝かせる全校生徒43名の前にASHIMOが登場。生徒たちからは、大きな歓声が起こりました。人間型の自立二足歩行ロボットASIMOは、1986年からHonda社が15年の歳月をかけて開発したもので、2000年の発表以来、現在も進化を続けています。

会場となった体育館では、ASIMOが走ったり、ボールを蹴ったり、カメラやセンサーでカップを持つなどすると、児童からは大きな歓声が上がりました。

そして開発経緯について、当初は自ら立って歩くこと自体が難しく、足のみのロボットから始まったこと。人を助けるためには、人と同じ形で、130cmと人の邪魔にならない大きさでなくてはならなかったことなどが説明されると、生徒は真剣な眼差しで聞き入っていました。

6年生の佐々木美空さんは授業の感想について「ASIMOは、これからの社会に役立てられる。すごい!」と語っていました。

この特別授業は、今年度、岡三沢小、第五中学校でも行い三沢市で3校目。Honda社では、夢や好奇心こそが、自分を取り巻く明日への興味、生きることへの前向きなエネルギーになるとの考えから、東日本大震災後に被災した学校を対象に授業を実施し、今年で5年目、今回を含め全国で112回行われています。

子供たちの知ること、学ぶことに対する前向きな関心を呼び起こし、未来に向かって一歩を踏み出すことを願って開催される特別授業。子どもたちの目の輝きは、その関心が十分に呼び起こされていることを語っているようでした。